GAINA(ガイナ)
「坂入さんのオススメ塗料って何ですか?」
と質問されることがよく有りますが、その時は、
「家の寿命をのばすという点で考えるとガイナ(GAINA)がオススメですね。」
とお答えします。




ガイナは日進産業さんが開発した「外断熱塗料」です。
ガイナの主成分は、ロケットの先端部分に入っているコンピューターを大気圏突破の時の高温から保護するために塗られた液体断熱材です。
では、なぜ断熱材のは行った塗料がオススメなのか?
今から、その理由を詳しくお話させていただきます。
一般に断熱性能にすぐれた省エネ塗料として販売されているガイナですが、もっと本質的な価値があります。
地震による家屋の倒壊の原因になる柱や土台の腐食をふせぐ効果です。
阪神大震災の時、倒壊した家屋は地震の第一波の縦揺れでつぶれました。
腐った柱の根元が土台から抜けてしまったのです。
柱が腐った
そう聞いたら、「雨漏れ?」と思いますよね。
でも、犯人は雨漏れではありません。
犯人は壁の内部にできる結露の水滴なんです。
欧米の家が100年長持ちする理由とは?
ドイツやアメリカなどの先進国では、「家の寿命は100年」と言われています。
一方で日本の場合、「家の寿命は30年」と言われます。
この差はどこからくるのでしょう?
先進国では日本だけが放置している深刻な問題。。。
ドイツやアメリカなどの先進国では、建築物の断熱といえば「外断熱」が当たり前です。
一方、日本の家は「内断熱」です。
日本が使っている「内断熱」には、
- 結露によって柱や土台が腐って耐震強度が下がる
- 結露によって壁内部にカビが発生しアレルギーを引き起こす
- 熱が逃げていくので冷暖房費が無駄になる
という「安全面」「健康面」「省エネ」の面で、デメリットがお大きい事がわかっています。
だから、先進国が「外断熱」を採用するのです。
日本の家が「内断熱」である理由とは?
日本の住宅は、高度成長期に工業化の波をうけ、「より大量に、より安く」を目指していきました。
そこで採用されたのが「グラスウール」という安価な断熱材です。
確かに、戦後に焼け野原になった日本の住宅事情が急速に改善できたのは「より大量に、より安く」を目指したおかげです。
しかし、「内断熱」の日本の住宅は「外断熱」の欧米の1/4程度の寿命しかありません。
ヨーロッパの家が100年以上も長持ちするのに、日本の家は25年で寿命を迎えるのです。
結露によって柱や土台が腐る
結露はなぜ発生するのでしょう?
例えば冬、
暖房で温められた室内の暖かい空気が壁に侵入していきます。
すると、そこには外から侵入してきた冷たい空気が存在します。
室内の温かい空気が含んでいた水蒸気が一気に冷やされて、「飽和水分量」を越えたものが水滴になります。
この写真は、冬の朝に壁の表面が結露で濡れているところを写しています。
2階部分の壁の真ん中あたりがビチャビチャに濡れていました。
断熱材が効いてない状態なので外と中の空気が混ざってしまい、暖房費が無駄になってしまします。
この状態が長引くと、柱や土台を腐らせる原因となります。
木が腐る仕組み
木材を腐らせるナミダタケやワタクサレタケなどの木材腐朽菌です。
木材腐朽菌がは
- 酸素
- 適温 (低温菌0~30℃、中温菌10~45℃)
- 養分(木材に含まれるリグニン、セルロース)
- 水分(含水率20%を超えると活動)
の4つが揃うことで発生します。
今の日本の住宅は、木材の中に抗菌剤を注入して腐朽菌をおさえていますが、あまりに毒性が強いと人間に害が及びシックハウス症候群を引き起こします。
そのため、抗菌剤も数年で効果が失われるので、水分=結露の発生を絶たないと根本的な解決になりません。
カビが発生しアレルギーを引き起こす
カビが繁殖する環境は、温度は25~35℃、湿度は75%以上です。
ですので、以前の日本ではカビは梅雨時期に発生するものでした。
ですが、現代の日本の住まいは、冷暖房の普及と内断熱構造によって一年中カビが繁殖する環境になっています。
カビの胞子は小さく、鼻から吸い込んだ時に繊毛をくぐりぬけて気管支にまで到達してしまいます。
これが、ぜんそくやアトピー等のアレルギーの原因になるので、結露によって家族の健康も左右されてしまいます。
「節電と熱だまり」
日本テレビの「世界一受けたい授業」という番組で
「節電と熱だまり」が特集されました。
「節電」は耳慣れた言葉ですが、「熱だまり」って耳慣れないですよね?
室内にいても熱中症になってしまう原因が、この「熱だまり」です。
熱中症といえば炎天下の屋外でなるイメージですが、最近は6月から9月にかけて家の中でめまいや立ちくらみなどの熱中症の症状を訴える方が増えています。
データによると熱中症の30%は家の中で発生しています。
家の中で熱中症になる原因
この写真は日本ペイントが測定した夏場の外壁のサーモグラフィーです。
明らかに右のパネル外壁のほうがサーモグラフィーが「赤」になってますよね?
左は一般的なモルタルの外壁 42度
右は最近増えてきたパネル式の外壁 66度
最近の建物はこれだけ外壁が熱くなるのです。
これだけ外壁が熱を持つと、室内の熱も上がってしまいますし、
「蓄熱」といって、石焼ビビンバのように外壁材がいつまでも熱を溜め込んでいるので、夜になっても外壁の熱気が室内に入り込んでしまうのです。
熱損失とは?
冬場、ストーブや暖房をかけても壁から熱が逃げていく。
同じように外からも冷気が侵入してくるので、さらに部屋が冷える。
これを熱損失といいますが、外壁から失う熱は平均で20%もあります。
ガイナ(GAINA)で外断熱に!
ガイナを塗装することで外壁をまるごとスッポリ断熱層で覆うカタチになるため、夏の暑さや冬の寒さが室内に伝わりにくくなります。
その結果、内部結露をおさえ、建物を長寿命化することができるのです。
また、ガイナ(GAINA)を塗装した住宅は、熱損失が少なくなるので冷暖房コストも低くなり、居住性もアップします。
塗る断熱材 ガイナ(GAINA)の効果
ガイナを外壁や屋根に塗装すると、家の外側に断熱材の層が生まれます。
いわゆる「外断熱」という状態です。
これで夏の熱気、冬の寒気が室内に伝わらなくなります。
「塗装の膜だけでそんなに効果があるの?」と疑問におもうと思います。
実は私もそうでした。
では、ちょっとこのビデオをご覧いただけますか?
日本が誇るH-2Aロケットを打ち上げる宇宙開発機構、JAXA。
最近では「はやぶさ」プロジェクトの成功で有名になりましたね。
ロケットが大気圏を抜ける時、摩擦熱で300度もの高温が発生します。
この時、機体に塗られたGAINAがこの高温からロケット内部の精密機械を守る役目をはたしています。
うすーい塗料の膜が300度の高温からコンピューターを守っているのです。
すごい断熱性能でしょ?
この宇宙素材でできた断熱材をアナタの家に塗るのですから
一般の建築素材の断熱材とくらべたら断熱性能はとてつもなく高性能なものになります。
ガイナで断熱出来る仕組み

ガイナの塗膜の中にはとても小さいセラミックのビーズが入っています

特殊セラミックは紫外線に強く、大変劣化しにくい特徴をもっています。これによってガイナは一般的な塗料の2〜3倍もの耐久性を持っています。

ガイナを塗った表面は、高いレベルで赤外線を反射し、日差しの影響を防ぎます。

さらに、反射しきれなかった熱は、赤外線放射の力で逃します。
一般塗料とガイナの放熱スピードを比較した動画です。
外壁や屋根の熱がこのスピードで放出されていくのです。

ガイナを導入された飲食店オーナーさんは「年間7〜8万円は(電気代)値段が違う」とおしゃっています。